手のひら、脇、額など体の特定の部位に大量の汗が出る症状のことをいいます。
緊張や興奮といった精神的なものがきっかけとなって、顔、手や足、脇などに大量の汗が出ることがあります。
最近では気候変動による寒暖差によって自律神経が乱れているケースも増えています。
発汗は交感神経の働きによるものです。自律神経のバランスが乱れてしまうと発汗を促す交感神経が過剰に刺激されコントロールが利かなくなり大量の汗が出てしまいます。
睡眠不足や生活リズムの乱れ、ストレスなども自律神経のバランスを崩す原因となります。
運動不足により汗をかく機会が減ると心臓から遠い汗腺の働きが低下します。
そうなると、汗のかきやすい汗腺が発達している場所から汗を出し、体温の調節を行うようになります。
そのため、一部の汗腺だけが活発に働き多汗症の症状を引き起こす要因となります。
自律神経の乱れでも話しましたが、食生活の乱れや喫煙、過度な飲酒や睡眠不足など、日頃の生活習慣が要因となります。
その他にも汗の量が尋常でない、不自然な場合は、他の病気が隠れている場合もあります。
糖尿病によって神経障害を併発し、末梢神経や自律神経の働きが損なわれると、大量の汗をかいたり、一部だけにかいたり、逆にまったくかかなくなったりする場合があります。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうため
新陳代謝が活発になり、暑がりになって多量の汗をかくといった症状があらわれます。
更年期障害は、女性ホルモンのバランスが大きく変化するため、エストロゲンの分泌量が低下し自律神経が乱れ、顔がほてる、のぼせる、急にカーッと熱くなり汗が大量に出るなどの「ホットフラッシュ」と呼ばれる症状が起こる場合があります。
※更年期とは、一般的に女性の閉経前後の約10年間(45歳~55歳頃)
気が不足し、体の表面の陽気が弱ると起こる状態。皮膚表面が弱り隙間から、必要以上に汗として出るため少し動いただけでダラダラ汗が流れます。
疲れやすい、風邪をひきやすい、体は冷えるが汗をかくなどの症状がみられます。
四診の一つ腹診でおヘソの下、気海から関元の緊張など弾力の有無、ツボの反応をみます。
体中の水の流れが悪くなり、むくみ、それが長期化したり、過食や飲酒などで熱が絡んだ状態です。この熱を外に発散するため汗が多量に流れます。
このタイプは汗が匂いやすくベタつく汗をかきます。
胃腸機能を整え、体の熱をとる
足三里、三陰交、支溝など
緊張するとドキドキして、汗をかく。ストレスや運動不足などが原因で気の流れが滞り、自律神経のバランスが乱れて起こります。
自律神経を整え、緊張や不安を緩和する
上星、内関など
鍼灸治療では汗の原因に着目し対処します。ツボは一例で、いくつもの症状が重なっていたり個々によって異なります。鍼灸治療で体の内側から改善し、自然治癒力を高め、心と体の体質向上を測りましょう。
何よりも日頃の生活習慣がとても大切です。
◎運動で汗腺を働かせる
理想は有酸素運動➕️無酸素運動で体質改善を図りましょう。
◎食べ物
食事には、血行を促進するショウガや、代謝アップに有効な酢など。
女性ホルモンに似た働きをもつイソフラボンを含む大豆製品。汗を抑える効果があります。
汗のにおいが気になる場合は、肉類や脂っこい食べ物は控えましょう。
抗酸化作用のあるビタミンCを含む野菜や果物も気分もリフレッシュできてお勧めです。
◎入浴(半身浴や手足高温浴)やアロママッサージ
入浴やアロママッサージには、血行促進し、身体の緊張を緩めたり、不安やストレスによって起こる自律神経のバランスを整え、リラックスする効果があります。
鍼灸治療では汗の原因に着目し対処します。ツボは一例で、いくつもの症状が重なっていたり個々によって異なります。鍼灸治療で体の内側から改善し、自然治癒力を高め、心と体の体質向上を測りましょう。
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ウェルネス鍼灸指圧治療院
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