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足の痛み

 

全身の骨は約200個あり、その中で足の骨は片足で28個、両足で56個と全身の約1/4を占めています。

 

また、足は、全身を支え、歩く、走る、立つ、座るなどの動きを担っています。

 

 

痛みの原因

 

①重い荷物を持ったり、激しい動きで足に衝撃が加わる。

②加齢により筋肉や靭帯などが衰える。

③筋力の低下。

④関節リウマチ、坐骨神経痛などによる足以外が原因なケース。

 

 

①大きな衝撃ではなくても、長い間の積み重ねや、長距離のウォーキングなど、無理をする事でも起こり得ます。

ここでは、足の痛みを引き起こす①②③の主な症状について話して行きたいと思います。

 

 

主な症状

 

✅扁平足

 

✅足底腱膜炎

 

✅外反母趾

 

✅足関節捻挫(足関節靭帯損傷)

 

 

症状の詳細の前にまず初回は、

 

足(足関節)の構造と動きを確認します。

 

 

足の構造

 

 

 

足関節(あしかんせつ、そくかんせつ)は、主にかかとの上にある骨(距骨:きょこつ)、すねの骨(脛骨:けいこつ)、脛骨の外側に並行する骨(腓骨:ひこつ)から構成されています。

 

𦙾骨と腓骨によって距骨を押さえ込み、上下へ(背屈や底屈)の動作はできていても、本来は、横に傾かない、倒れないような構造になっています。

 

 

足の関節表面は軟骨と呼ばれる弾力のある組織で覆われ、足関節周囲は、多くの関節や強い靱帯に囲まれていて、衝撃や負担に強い仕組みとなっています。

 

 

足は、靭帯や筋肉で骨を支えていないと簡単に傾き崩れてしまいます。

 

 

 

 

次に足を支えている主な靭帯についてです。

 

内くるぶし側(内果)

 

 

筋・骨格・関節・靭帯・ポケットアトラス

飯島治之・飯島美樹 著

 

三角靭帯(サンカクジンタイ)

三角靱帯は三角形に近い形をしていて、足関節の内側にある靱帯のことで、「内側靱帯」とも呼ばれています。三角靭帯は、外側靱帯よりも強い靭帯でもあります。

 

《付着部》

𦙾骨と足根骨をつないで4つの部分に分かれている靭帯群です。内くるぶしから広がり、距骨・踵骨(かかと)・舟状骨に付いています。

 

《主な働き》

足の外反時に足関節を安定させます。

 

 

外くるぶし側(外果)

 

 

前距腓靭帯(ゼンキョヒジンタイ)

帯状の靭帯で、足の捻挫ではこの前距腓靭帯の損傷が一番多いです。

 

《付着部》

外くるぶしから距骨の前へ付いています。

 

《主な働き》

足首を伸ばした(底屈)の時にピンと張る働きをします。足首を伸ばした(底屈)時に内側に捻ってしまう動き(内反)を抑える役割があります。脛骨に対して、距骨が前にずれることを制限します。

 

踵腓靭帯(ショウヒジンタイ)

丸い帯状の靭帯です。

 

《付着部》

外くるぶしの先端から踵骨(かかと)の外に付いています。

 

《主な働き》

足が内側に傾いた(内反)時に抑制し、安定性を保ちます。

 

後距腓靭帯(コウキョヒジンタイ)

厚みがあり、比較的強い靭帯です。

 

《付着部》

外くるぶしの後ろから距骨の後ろに付いています。

 

《主な働き》

脛骨に対して距骨が後ろにズレないよう働きます。

 

 

下肢の筋肉は全身の約70%を締めており、足関節では複雑な動きをするため、ここでは、筋肉の説明を省き主な動き(作用)を図で載せています。

 

足関節の動き

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

自分で図のような足の動きを行ってみましょう。できない動きや痛みはありませんか?少しでも違和感がある人は予備軍として注意が必要です。痛みやできない動きがある人は要注意です。

足が①②③などの原因で筋肉、靭帯、関節部の軟骨が衰え、うまく働いていない可能性があります。

 

そのため足が不安定になり、バランスが崩れ、捻挫や炎症・痛みを引き起こす可能性があります。また、筋肉で繋がっている膝や股関節、腰にまで影響を及ぼすこともあるため早めの対処が必要です。痛みや炎症がおこる前に筋力強化を測り、ストレッチなどで、筋肉の柔軟性を保ち予防に取り組みましょう。

 

次回は扁平足の症状(アーチの機能について)話します。興味がある方はお楽しみに🍀

 

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