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寝違えに対する鍼灸治療

寝違え

寝違えとは?

そもそも「寝違え」とは正式名称ではありません。

朝起きたときに頚(くび)を中心に肩のつけねや背中にかけて強い痛みや
動きの制限をともなう症状の俗称が「寝違え」です。

寝違えの原因とは

いくつかの原因が絡み合って発症すると考えられます。

寝具が合わない

旅先や出張先、実家に帰ったときなどに、頸や肩、背中の筋肉を痛めてしまうケースもよくみられます。

枕の高さや布団のクッション性などが体に合わないことで知らずに負担がかかっていることも。

睡眠時の姿勢・体勢

普段なら寝違えなんて起こらないのに、

・「前日に暴飲暴食した」
・「最近寝不足が続いている」
・「心身ともに疲労が蓄積していた」

このような背景がある場合は特に寝違えを誘発してしまいます。

うっかりソファーで寝落ちしてしまったり、腕枕をしたり、されたりすることも寝違えの誘発要因となります。

頚椎などの問題

加齢に伴う頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなど
もともと頚椎に問題がある方も筋肉の硬直が起こりやすく寝違えの症状が表れやすいです。

不良姿勢、指、腕の使いすぎなどによる疲労

日常における仕事中の姿勢の悪さなどから
知らずに首周りの筋肉や関節に負担がかかっていることが原因になることもあります。

特に近年はパソコン使用によるデスクワークをはじめ、
スマホネックで知られる、下を向いた状態で固定されたまま頚椎に負担をかけている姿勢をよくみます。

指や腕の疲労は経絡(ツボの流れ)で首と繋がっており、首の硬直に繋がります。

内臓の疲労

意外かもしれませんが、内臓の疲労(特に胃腸の疲労)もくび肩まわりの筋肉を無意識のうちに緊張させるので寝違えやすくなります。

暴飲暴食した翌日や翌々日の朝に寝違えることが案外多いです。

その他

風邪の引き始めや、急な気象の変化、冷えなども寝違えの原因となることがあります。

寝違えてしまった場合の対処法

寝違えは軽度であれば1回の鍼灸治療で治ることも多いですが、悪化してしまうと少し治るのに時間がかかります。

鍼灸治療に来られる以前に悪化させないよう、次の様に対処して下さい。

◎安静にする

焦らずに、ゆっくりと動かし向けない方向には無理に動かさないことが大切です。

振り返る時も顔だけ振り向かず体ごと振り向いて下さい。

痛む局所を押したり揉んだりは絶対にしないで下さい。炎症がある場合は悪化します。

◎冷やす(場合によっては温める)

炎症が起きて熱感や腫れがみられるような急性期は、冷やすのが一般的には正解です。

・じっとしていても痛い。

・少し動かしただけでも痛い。

この様な場合は筋肉の炎症が起こっているので冷やして下さい。温めると悪化することがあります。

ただし寝違えの程度や原因もさまざまですので、
冷えから首の違和感があるが炎症は起こっていないようなら温めた方がいい場合もあります。

◎ストレッチ

実は注意しなければいけないのがこのストレッチ。

痛みが表れている時に、局所のストレッチをすると、かえって悪化するので、やってはいけません。

一方で、腕や肩回りを動かしたり、ストレッチすることで筋膜のつながりや経絡(ツボの流れ)という観点から、首の痛みを緩和することが期待できます。

寝違えに対する鍼灸治療

まずはいつ、どのように痛み出したかをお聞きします。

次に、どの動きをした時にどこに痛みがでるのか(後ろを振り向く動作、下を向く動作、上を向く動作)など実際にゆっくり動かしてもらい痛みの確認をします。

その上でお体を触らせてもらい筋肉の状態やツボの反応などを確認します。

ある程度、原因がわかってきたら炎症が起こっている筋肉の経絡(ツボの流れ)にしたがって鍼やお灸、マッサージを行います。

内蔵からきている場合など全身の疲労回復も大切ですので、局所だけではなく全身を整え自然治癒力を高める治療も併せて行います。

また、寝違えないための予防策や養生法などもお伝えさせていただきます

 

まとめ

寝違えには鍼灸治療が効果的です。局所の炎症を抑え、自然治癒力で周囲の筋緊張を緩め、首を動かしやすくしていきます。

頻繁に寝違えを起こす方は、生活習慣の乱れや運動不足、などが慢性化しているかもしれません。

日頃のメンテナンスとしての鍼灸治療もおすすめします。

きちんと体の疲れを取り、普段から心身の緊張をゆるめていくことが大切です。

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