こんにちは!ウェルネス本町店、鍼灸師の石橋です。
私の友人には子育て真っ只中の子が多く、夜泣きやイヤイヤ期で困っている子が沢山います。
毎日睡眠不足で小さなことでもイライラしてしまう、怒りたくないけど強くあたってしまう…などみんな子育てに頭を悩ませながら日々過ごしているようです。
今回は、そんな育児に奮闘中のお母さんお父さんに知って欲しい
「小児鍼」についてのブログです。
小児鍼とは
0~6歳くらいまでの子供を対象とします。
脳の成長が著しいこの時期は、身体とのバランスがとりにくく自律神経の調整がうまく出来ないことがあります。
またこの時期は、里帰り、保育園や幼稚園の入園や進級、弟や妹が生まれるなど、環境の変化によるストレスも受けやすく自律神経が乱れやすいです。
小児鍼では、痛みのない優しい刺激(心地よさから眠ってしまう子もいます)で乱れた自律神経を整え症状の緩和を目指します😊
小児鍼と聞いて「小さい子にも鍼打つの!?」と驚いた方もおられると思いますが、小児鍼は体に鍼は入れず、皮膚表面に刺激を与える接触鍼を使って行います。
接触鍼がなくてもお家にあるもので代用できますので、あとで紹介いたしますね♪
お母さんとお父さんのスキンシップは効果大!
何度か小児鍼のセミナーに参加しよく効くツボや治療の流れを習いましたが、一番大切なのはお子さんとの信頼関係を築いて施術をすること!
そして言うまでもなく、一番お子さんが信頼していて安心できる相手は、お母さんお父さんです。
決して慣れた手つきでいなくても、お母さんお父さんにしてもらうスキンシップはお子さんには効果があるんですよね😌
方法はいろいろとありますが、ここではすぐにできるよう最もシンプルなやり方を紹介します!
触り方は、接触鍼を使ってさすった後に、手の平で撫でるというのを交互に繰り返します。必ずソフトタッチで行ってください。
①頭のてっぺんからスタートし、背骨沿いにかけて触っていきます。3回繰り返してください。やんちゃでイライラしやすいタイプの子は、こめかみもさすってあげるといいです。
②お腹を触ります。みぞおちからおへその下(指一本分)までを同じように3回さすっていきます。
③肩から手の甲にかけても3回さすります。手の甲までさすったら、手のひらも同じように3回さすっていきます。
④最後に、膝から足の甲にかけても3回さすってください。
接触鍼がなくても、スプーン・歯ブラシ・ドライヤーでも代用できます。
スプーン
お腹や背中、手足に使います。
スプーンの背を使って軽く撫でさすります。強くスプーンを押し付けないようにして下さいね。
歯ブラシ
頭やこめかみに使います。
親指と人差し指で歯ブラシを軽くはさみ、揺らして振動させながら軽くたたきます。
絶対に強くたたかないようにしてください。
ドライヤー
お腹や背中、足に使います。
ドライヤーを手に持ち、もう片方の手で皮膚とドライヤーの温度を確かめながら、熱くなりすぎないように注意しながら行います。
特に、怖がりでおねしょをしやすいタイプの子は、このドライヤーの優しい温かさが効果的ですよ!
子供の身体は大人と比べて繊細なため、治療時間は5〜10分を目安にしましょう。
初めはお子さんが怖がってしまうかもしれませんが、徐々に心地の良いものと認識し、大人しく受けてくれるようになります。2日に1回くらいのペースで行うのがおすすめです。
さいごに
いかがでしたか?
お子さんが小さいとなかなか治療院にも通い辛いですが、今回紹介した方法ならお家でもできるのですぐに試して頂けるかと思います!
スキンシップを通して、お子さんだけでなく、お母さんとお父さんも心身ともに穏やかに過ごしていただければ幸いです☺️✨