こんにちは。ウェルネス本町店の鍼灸師、内満です。

日ごとに寒さが増し、冬の訪れを感じる今日この頃となりました。

いよいよ今年も残すところあと1ヶ月と少しですね。

忘年会などで内臓に疲れが出やすい頃です。

今日は、内臓の疲れからくる肩こり、腰痛や疲れ、だるさについて投稿したいと思います。

内臓の中でも特に肝臓や胃腸の疲れは、肩こり、腰痛、疲れやだるさといった症状としてすぐ現れやすいです。

そのメカニズムを少し説明します。

肝臓といえば「アルコールの分解をするところ」と思われがちですが、働きのひとつに「エネルギーの産⽣・貯蔵」があります。さまざまな機能を担う肝臓は、エネルギーを⽇々作り出し、蓄えています。肝臓の機能が低下すると、エネルギーの産⽣がさまたげられるため、「スタミナ切れ」の状態になり、疲れを感じやすくなります。肝機能低下の初期症状として「疲れ」、「だるさ」を感じるのはそのためです。逆に⾔えば、疲労の回復には、肝臓を元気にすることが重要なのです。

また胃腸の疲れは消化吸収⼒を低下させ、⾷べたものを効率よく栄養等に変えることができなくなってしまいます。 ⼈が活動するためには、栄養が必要ですが、胃腸の働きが低下すると「栄養不⾜」の状態になり、体がだるい、疲れやすいといった症状につながります。

 

内臓が疲れる要因としては

①食べ過ぎ

    ⇨特に高たんぱく高脂肪食は栄養の消化吸収のオーバーワーク

②アルコールの飲み過ぎ

    ⇨解毒のオーバーワーク

③薬の常用

    ⇨解毒のオーバーワーク

④低たんぱく質の食事(米、パン、麺類の多い食事や極端なダイエット)

    ⇨肝臓のエネルギー源不足

⑤ストレス

    ⇨自律神経の乱れにより内臓機能の低下

⑥運動不足

    ⇨血液循環が悪く内臓機能が低下

⑦睡眠不足

    ⇨内臓の労働時間の超過

 

こうして原因をみてみると、食べ過ぎ飲み過ぎ以外の原因もあり、知らず知らずのうちに内臓には負担がかかっていそうですね。

内臓に負担をかけない生活習慣を送れるのが一番ですが、なかなかそうはいかないですよね。

そんな時は東洋医学の力で内臓の疲れをとってあげましょう。

 

内臓の疲れからくる肩こりや腰痛、疲れやだるさの場合、局所ばかりを揉んだり押したりしていても、その時は気持ち良いかもしれませんが根本的な改善にはなりにくく効果も持続しにくいです。

東洋医学では局所ばかりに目をやるのではなく、ツボの反応や問診などで原因や体質を見極め、全体のバランスをとる(歪みの改善や内臓の調整など)ことで、内臓機能が回復しやすくなり治療効果も持続しやすくなります。

 

お疲れ気味の内臓の疲れをとり、年末年始を健やかに乗り切りましょう!!

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