✔ あごが痛む(顎関節痛)
✔ 大きく口を開けられない(開口障害)
✔ あごを動かすと音がする(顎関節雑音)
の三つが主な症状です。
どれか一つでも当てはまる人は顎関節症かもしれません。
顎関節症は上記の三つの症状以外にも、頭痛、腰痛、肩こり、難聴、味覚異常、腕の痺れといった顎周りだけでなく、全身の症状が伴うことがあるので、放置しないようにしましょう。
顎関節症の原因として
✔ 顎周りの筋肉が弱い
✔ 歯ぎしり
✔ 頬杖、うつ伏せ寝、猫背などの不良姿勢
✔ 体の歪み
✔ 入れ歯や歯にかぶせたものが体にあっていない
✔ 大口を開けたり、硬いものを噛んだ
✔ 左右どちらか一方で噛む癖がある
✔ 顔面打撲や事故による外傷
✔ ストレス
などが考えられます。
主な治療法として
◎ 薬物療法
顎の痛みを薬で抑えます。また、筋肉の緊張が強い場合にも薬を用いたりします。
◎ 理学療法
電気を流したり、マッサージをしたりして、顎周辺の筋肉の緊張を改善します。筋肉をほぐして血行を改善し、痛みを軽減します。
◎ 運動療法
ずれてしまった関節円板を元に戻すような運動を行ったり、顎周りの筋肉のストレッチを行います。
◎ スプリント療法
マウスピースを使用した方法です。マウスピースを装着して、顎関節をリラックスさせた状態にし、顎周りの筋肉を弛緩させます。
顎関節症に対する鍼灸治療
過緊張状態の筋肉(咬筋、側頭筋、胸鎖乳突筋など)を鍼灸治療で緩めていきます。
顎関節症の人は、頭皮や肩首にもコリがあることが多いので、顎周りだけでなく周囲の筋肉の状態も診ます。
また局所だけをみるのではなく、その筋緊張の原因となる胃腸の不調や、ストレス、眼精疲労などの根本的な治療も行います。
体の歪みが原因で顎関節症になっている場合には、全身のバランスをみて必要であれば整体をし、症状の緩和をめざします。
顎関節症でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。