ウェルネスリラクゼーションサロン
鍼灸師の東口です。
新型コロナウィルスの流行で、不要不急の外出自粛の生活が続いていますね。
高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、感染すると重症化しやすく警戒が必要ですが、一方で家に閉じこもりきりの生活は心身の衰弱を招きやすいです。
日本老年医学会では2014年、筋力や気力が低下し、介護を必要になる一歩手前の状態を「フレイル」と名付けられました。
皆さんの年齢でも、関係が無いとは思わず、ご自身のレベルに応じて体操やストレッチが体力の低下を防ぎますので参考にしてみて下さい。
フレイル予防の観点からは、できるだけ普段通りの生活に近づける工夫が必要だと、医療関係者は指摘しています。
「散歩をしてはいけない」「誰とも会ってはいけない」と感じた方は、多いのでは無いでしょうか。
買い物や通院と比べて必要性が低いように感じるかもしれないですが、健康維持のための散歩やジョギングは、「必要な外出」とされています。人とのつながりを持ち続けることも、大切。
高齢者の筋肉の衰えは早く、特に足は弱りやすい箇所。体重の約40%が筋肉です。
30代〜40代、50代の方でも普通の生活で数年かけて低下する筋肉が、動かずにいれば1日に1%減るといわれています。
高齢者は、歩けなくリスクも高まるとされています。
自宅でできるフレイル予防の運動
🔴タオルを使い腕や肩をストレッチ
タオルは肩幅に合わせて持ち、ピンと張った状態をキープ
10秒ずつ、各3セット
(ご自身のレベルに応じて、5セットなど調整してみて下さい)
🔴腹筋を鍛える
頭の後ろで手を組み、息を吸って吐きながら肩甲骨が床から離れる位までお臍を覗き込むように上げる。(ご自身のペースで10回、3セットなど)
高齢者の方は、お尻を締める。この時、下腹部に力が入り凹むのが正解
この状態を2秒キープを10回
🔴股関節を広げる
息を吸って、吐きながら伸びた感じがして心地良いと感じる程度で10秒キープで伸ばして下さい。
※両足がしんどかったら、片方ずつでも良いです。
まとめ
体を動かす
▷人混みを避けながら、必ずマスク着用で散歩や買い物に。
▷ハンドソープや石鹸を用いた手洗い、もしくはアルコール消毒をしましょう。
2メートル以上の社会的な距離(ソーシャルディスタンス)を取って下さいね。
▷ラジオ体操やテレビやインターネットの動画を参考に。
生活ペースを崩さない
▷入浴や睡眠など、できる限り普段通りの生活とリズムを心がける。
▷栄養バランスのとれた食事を3食、食べる。
▷日中の暖かい時間は、窓を開けるなどして換気を。
間接的にも人とつながる
▷家族や友人と電話やメールで連絡を取り合う。テレビ電話などのオンラインができれば顔が見えて尚良いですね。
気持ちを明るく
▷1日20分程度の日光浴。
▷家でできる趣味に取り組む。
▷暗いニュースを気にし過ぎない、
明るい話題に目を向ける。
笑うと免疫力があがりますから!
長くなりましたがまたご来店をしていただける日をスタッフ一同、お待ちしております。
健康維持・増進のお手伝いをさせて頂きます!