こんにちは。鍼灸師の翁です。

秋らしく涼しくなってきましたね。

9月8日の健康だよりでは朝晩の冷え込みと乾燥からくる肺の不調をメインに対策、秋の養生法をお伝えしています。

 

今回は秋バテにも関係が深い五臓の中の一つ「脾」の働きをピックアップして話したいと思います✨

 

夏から秋への変わり目に感じやすい不調、“秋バテ” 特に今年は夏の猛暑から急に涼しくなり、気温や湿度変化も激しく、身体への負担も大きくなっています。

本来秋といえば、🍁食欲の秋🍁ですが、秋バテになると食欲が落ちたり、夏の疲れがとれないままだったり、身体に不調がみられます。

 

 

五臓

五臓(肝・心・脾・肺・腎)の五つを指します。東洋医学は西洋医学の臓器の働き方、考え方とは少し違います。今回は東洋医学の働き方、考え方を話していきます。

 

東洋医学で言う『脾』の働きの一つとして、運化作用があります。

 

運化作用

飲食物を消化吸収し、栄養源を作り出す作用、働き

 

夏に無理をして過ごした人や、冷たい物を好み、冷房で身体を冷やし過ぎた人は、脾の弱りからこの運化作用が低下し不調が出やすくなります。

症状

疲れやすい、消化不良、軟便、下肢の症状では、むくみ、冷えなど

ツボ

大都(だいと)穴は脾経のツボで足親指の内側、第一関節を曲げた時にできる前のくぼみにあります。 ここを刺激することで脾の働きが改善されて、身体に栄養源が巡り、不要な物(水分)の排出も促してくれます。

 

 

暴飲暴食、脂っこいものや甘いものの摂りすぎで、脾や胃に負担をかけてしまうケース。私も毎年この季節に陥りやすい症状です💦

 

脾胃が食べ物の消化に追われてしまい、気力の低下、脾の水分代謝が低下し滞り、ネバネバした痰が絡みやすくなります。痰湿(たんしつ)

 

症状

痰が絡む、胃のむかつき(胸やけ)、口の渇き、便秘や下痢など

 

ツボ

太白穴(たいはく)

同じく脾経のツボで足親指の内側、付け根の骨が出っ張った所。

土踏まずから親指に向かって触っていくと指が止まる所あにあります。

 

この部分を優しくマッサージやツボ押しするのも良いですが、お灸をすえると足先からポカポカ温さを感じお勧めです。脾胃の働きを活発にし弱った身体を元気にしてくれます。

 

せんねん灸

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秋バテは、夏に酷使した所や自分の身体の弱い部分に不調がでやすいため、消化器系が弱い人、酷使した人は脾胃への働きが低下します。

 

上記に当てはまる人は是非試してみて下さい♪♪