こんにちは❗️ウェルネス本町店の鍼灸師、内満です。
青梅が熟し、清々しい良い香りがする季節になりました。
私の実家では毎年梅干しを作るために、この時期に青梅の下ごしらえを始めます。あの香りを嗅ぐと初夏だなーと感じます。
今回のブログは梅干しについてです。
夏バテ防止など様々な効能がある梅干しですが、みなさんは昔ながらの梅干しを食べておられますか?
そもそも梅干しとは?
6月頃に収穫する熟した梅の実を塩漬けして3日ほど天日で干し、その後赤じそを用いて本漬けしたものを梅干しと言います。塩分が20%前後であるため保存性に優れています。
簡単に手に入るスーパーでよく見かける梅干しは『調味梅干し』と記載されており、塩分少なめでその分食品添加物がたくさん含まれています。
こちらの『調味梅干し』は下記の梅干し本来の効果は減り不要な食品添加物を体に取り込むことになるので、できれば本物の昔ながらの梅干しを食べて欲しいです。
梅干しの効果
「梅はその日の難逃れ」など梅にまつわる言い伝えがあるように昔から体に良いものとして人々にしたしまれてきました。たくさんの効果がありますが、その中の一部を挙げたいと思います。
☆疲労回復
梅干しに含まれているクエン酸、リンゴ酸が筋肉に蓄積した乳酸を分解する役割を担います。また夏バテの際は塩分も失われますので、塩分補給にも梅干しが良いとされています。
☆抗菌・抗ウィルス効果
菌やウィルスが増えるのを抑えてくれます。日の丸弁当などはその効果を利用していますね。その他、ピロリ菌の動きも抑えると言われています。腸内細菌の働きも整えるため、下痢を抑える効果もあると言われています。
☆血行促進
これは最近わかってきたことだそうですが、梅干しを加熱することで「ムメフラール」という成分が生じます。この成分が血流促進の効果があるそうです。
お粥や雑炊にいれたり、豚や鶏肉と炒めたり、鰯の梅煮など梅味と相性の良いお料理は意外とあります。
意識して料理に梅干しを加えることでその効果を得ることができそうです。
☆整腸作用
梅干しには植物性の乳酸菌も含まれています。植物性乳酸菌は善玉菌のエサとなる為、腸内環境改善の効果もあると言われています。
☆食欲増進
この効果がみなさん一番実感しやすい効果だとと思います。梅干しに含まれているクエン酸が唾液の分泌を促し食欲増進の効果があると考えられています。
私は香りをかいだだけ、見ただけでも反射で唾液が出てきます。夏場に食欲がない時、梅で味付けをしたお料理で食べやすくなることがありますよね。
◎まとめ
こちらのような梅干しがおすすめ!
近所のスーパーでみかけました。少々お値段はします。自然派食品のお店や、道の駅などで農家さんが作った梅干しなども探してみて下さい。
原材料、『梅、塩、しそ』以上!それ以外に何か含まれている場合はほとんどが食品添加物です。
👇こちらがあまりおすすめしない『調味梅干し』
減塩が好まれる時代ですが塩は体に必要なものです。特に夏場など肉体労働が多い方、スポーツマンなどは塩分はかかせません。塩分が気になる方は他のお料理の塩分を控えめにして頂いて、梅干しではあまり減塩を考えない方が良いと思います。