こんにちは。

ウェルネス本町店の鍼灸師、内満です。

朝晩の冷え込みが一層きびしくなり、風邪を引きやすい季節になりました。

先日、ラジオをかけていると、風邪を引いたらみなさんはどうやって治しますか?薬を飲んで治しますか?とアナウンサーの問いかけが聞こえてきました。
江戸時代の暮らしを紹介するコーナーで江戸時代の儒学者、貝原益軒によって書かれた
“養生訓”が紹介されていました。

貝原益軒は
「どんな病気でもみだりに薬を飲んではいけない。」
「ただ保養につとめ自然に病気の治るのを待つほうがよい。」と記しています。

江戸時代の人々は医学が発展していなかったせいもありますが、養生し免疫力をアップをすることで健康を保つということを今より意識していたのでしょう。
“養生訓”には他にも私たち現代人が反省すべきことや、面白いことがたくさん記されているので興味のある方は調べてみて下さい。

それから300年以上がたった今、本庶先生がノーベル賞を受賞した免疫療法が注目されています。免疫療法とはわかりやすく簡単に言うと、もともと備わっている免疫力を活性化してガン細胞に打ち勝とうという療法のことです。

免疫力をアップすることで病気に打ち勝ち、病気にならない体を作るという考え方がずいぶん世の中に浸透しつつあるということだと思います。
また、以前は免疫療法と言えば少しうさんくさい、非科学的な療法というイメージがあったようですが、ノーベル賞を受賞されたことで世間のイメージはかなり変わってきています。

私たちがやっている鍼灸、指圧、アロマテラピーなども免疫療法と言われることがありますが、血行を促進し自律神経を安定させ免疫力をアップさせる効果が期待できます。

免疫力をアップさせる養生法として鍼灸、指圧、アロマテラピーをたくさんの方に活用していただけると嬉しいなと思っています。