こんにちは。
セラピストの吉川です。
今年の夏はまるでジェットコースターのような天候でしたね。極暑と激しい雨の繰り返しで外気と空調の寒暖差などで体調を崩す方もおられたと思います。
10月に入り、月に入り、ようやく秋の空が広がってきましたね。秋といえば「食欲の秋」。
昔から「旬のもの」を食べることは身体に良い事と言われています。
秋刀魚や秋鮭などは漢字に「秋」の字が使われていてまさに秋の味覚です。野菜もナスやサツマイモ、栗やカボチャなど、栄養豊富な食べ物も多くあります。果物も柿やぶどうなど美味しいものが目白押しです。
これらの食べ物はそれぞれ、ビタミンやタウリン、ポリフェノール、カリウムなど、厳しい夏を過ごした体を労わる栄養が豊富です。旬の食べ物を食べることはまさに健康に必要なことでもあります。美味しいものが満載で楽しみな季節ですね。
テレビや雑誌、ネットではグルメ特集が頻繁にあがります。何を食べようか、迷ってしまいます。
ただ、ここで考えて欲しいのが食べ方です。
食べ物を食べることは、美味しいものを食べる楽しみと身体のために栄養を摂るという目的があります。
みなさんは食事をされる時に何を意識されていますか?
ここでお伝えしたいことは、その時の身体に合わせた食べ方です。
身体の調子は日々違います。
朝からスッキリ軽く感じる日もあれば、しっかり眠ったはずなのに身体が重い日もあります。疲労感が残っているのには様々な要因がありますが、食べ物で身体に負担をかけていることも考えられます。
食べた物は必ず消化吸収、そして排泄をされていきます。その過程で身体は栄養を取り込み、内臓や皮膚などの修復や活動するためのエネルギーにしていきます。
例えば、食べ過ぎて胃もたれがある、飲みすぎで二日酔いで気分が優れないなどは、消化吸収排泄の機能がオーバーして、身体が追い付いていない負担がかかった状態です。
でも、そんな状態も2、3日すると改善していませんか?そこが人の身体の機能の凄いことですが、また同じことを繰り返していることも多いのではないでしょうか。
よく、疲れが取れない、スッキリ感がない、冷えやむくみ、便秘がある、というお話を伺います。
そんな方は是非、食べ方を変えてみてください。
今の体の調子をみて、食べるものとその量を調整してください。
胃もたれしていれば、消化の良いお粥やうどんなどをお茶碗一杯くらい。
二日酔いで気分が優れなければ、温かいスープやお味噌汁を。
負担がかかった胃を休めて、温かいものを摂ることで血流がよくなり胃の動きを促します。
栄養のあるものを3食しっかり食べることは基本的に正しい食べ方ですが、身体の調子が優れない時には負担をかける食べ方になります。
また、「食欲の秋」。つい食べ過ぎてしまうこともあります。
そんな時も、食べ過ぎたなと感じてたら胃腸を休ませる日をつくったり、自律神経の働きから、身体を休ませる副交感神経が働く夜間に食べることを控えることでダイエット効果も期待できるかも知れません。
大事なことは、今の自分の身体の調子をみてみる。
そして、それに合わせた食べ方を選ぶことです。
身体の調子が整っていると、きっとより美味しくいただけるのではないでしょうか。
是非、秋の味覚を楽しんでください。