こんにちは。アロマセラピストの吉川です。

大阪は自粛解除になり街に人が戻ってきました。

新たな感染者も少なく、0名という日も続いています。多くの人が感染予防に気を付けて生活している結果かと思います。

約2か月の自粛生活の間に季節が進み、外に出てみるともう梅雨の頃、初夏の花も咲き始める季節になりました。

みなさん、お元気ですか?

気持ちよくお過ごしでしょうか。

自粛が解かれ、朝夕の通勤や店舗の営業再開で出かけることが増えました。その中で、各所で様々なトラブルのニュースを見ることがあります。

バスの中で乗客同士がお互いの「距離」について言い争いになったり、自粛警察と呼ばれる営業店舗に対する厳しい態度など、少し考えてみたら理解できることに対して「許せない」という感情を表す人がいますが、これは誰にでも起こる「感情の爆発」だと言えます。

「コロナ離婚」や「コロナDV」などに加えて、「コロナうつ」など最近のニュースなどで目にすることが増えました。

心の不調は平素の時でも季節の変わり目に起こりやすく、「変化」や「先の見えない不安」「過去の後悔」など多くの場合「環境の変化」から起こることが多く、それは体調面にも大きな影響を与えるといわれています。

「コロナうつ」は、自粛解除による「変化」や見えないウイルスであるがために「感染の恐怖」やこれからの生活や経済的な不安など「漠然とした不安」から起こるのではと思います。

ようやく自粛解除となっても、コロナがなくなって元の世界が戻ったのではなく、コロナと共存するという経験したことのない「新しい世界」には何の保証もなく、無防備な状態でまるでポンっと放り出された気持ちになるのかも知れません。

ようやく外に出れる、ようやく動き出せると前向きにとらえて活動を始められる人もいれば、自粛生活の中で敏感になっておられる人もいます。

バスの乗客の方や自粛警察をしている方、在宅時間が増えて家族との関係が悪化した方、どの方も「不安」や「恐怖」と闘っていたり、感染予防にまじめに取り組まれているがための行動なのではと思います。

人は「自分は頑張っている」そう強く思っている時に、自分とは「違ったこと」をしているのを目にすると気持ちが爆発してしまうことがあります。やり方が良い悪いではなく、自分の「一生懸命している気持ち」を理解してもらえないことに「怒り」を感じて「感情のコントロール」が出来なくなることがあります。相手への怒りではなく「自分をわかってくれない」ということに怒りを感じているのです。それは多くは個人的な価値観から起こると言われています。

いつもの生活が思うように出来なくなった中で、それまで気にしなかったことが目に付いたり、そのことに対して敏感になってしまう。いつもは見逃せることも、「何故?」とこだわってしまうこともあります。

漠然とした不安や何故かイライラしているということはありませんか?

いつもなら笑って許せることなのに、「なんで?」と突っ込んでいたりしませんか?

テレビやネットでコロナ関係のニュースを見聞きしていると、怖くなったり、腹が立ったり、未来への不安が湧いてきたりと、自粛中気になるからとニュースや情報番組を見続けて疲れてしまったというお話もお聞きします。

「感情が動く」と「疲れ」が出ます。

怒りの感情をコントロールするアンガーマネジメントでは、怒りの感情を持ち続けると寿命が縮むといわれています。それほどのエネルギーを感情は消費します。

健康な毎日を過ごすためにも、「感情」=「気持ち」を整えることが大切です。

そして、「気持ちを整える」ことは「体を整える」ことにつながります。心の調子と体の調子は連動しており、気分がいい日は体が軽く、体が軽い日は気分がいい、逆に気持ちが落ち込んでいると体も重い、という体験をしたことはありませんか?

 

コロナで疲れた心を休めて、これからのコロナと共存する日常に備えて体も整えて頂ければと思います。

 

漠然とした怒り、最近ちょっとイライラしている方は以下の3つの方法を試してみてください。

●怒りやマイナスの気持ちが起こった時には、、、

【1】一旦止まって、深呼吸をする

【2】どうしてそうなるんだ!という詮索をしない

【3】まぁいいか、と割り切ってしまう

 

「怒り」は衝動的な感情でそのピークはたった6秒といわれています。イライラして何だかわからない感情を感じたら、まずは深呼吸をしてみてください。鼻から吸って、ゆっくり口から息を吐いている間に怒りのピークは過ぎていきます。

そして「怒り」の感情は対象とする相手がいます。「どうしてそうなるんだ!」という感情は自分の「価値観」から発せられます。価値観は人それぞれ相違があって当然です。自分の価値観と一致させようとするのではなく、「あなたはそうなのね」と相手の価値観を確認するだけ、というようにしてみると気持ちが落ち着いてきます。

最後に「まぁ、いいか」と割り切っていくことで無駄なエネルギーを使わなくて済みます。

 

「怒り」は目の前の相手の問題ではなく、「自分の感情」から起こることです。自分の気持ちを整えることで、自分の健康を維持できることにもなるのではないでしょうか。

そして、人は「怒り」や「マイナスの感情」をもっていると体に力が入ってしまいます。敵と戦う、まさに戦闘モードになっています。そんな状態が続いていくと体は硬くなってしまい、体の不調から気持ちはイライラが増していって「怒りのスイッチ」が入りやすくなります。怒りっぽいと寿命が縮まります。健康のためにも、心の調子も整えていきましょう。

 

これからはコロナだけでなく様々な感染症との共存の時代になるのかも知れません。うがい、手洗い、マスク着用などスタンダードなことになり、より健康に意識の向く社会になっていくかと思います。

新しい世界を生き抜くためにも、自分にあった健康に過ごすための生活習慣を見つけてみてください。

 

ウエルネスでは体の調子を整えるお手伝いをしています。硬くなった体を緩めて、滞っていた血流が良くなると気持ちいいですね。「気持ちいい」という感覚は心と体の調子を整える最大の効果があります。

是非、「気持ちいい」を実感されにお越しくださいませ。