こんにちは。
ウェルネス本町店の鍼灸師、内満です。
緊急事態宣言が再発令されましたが
長引くコロナ禍、皆さんどうお過ごしでしょうか?
人と関わりたくない方にとっては気楽な生活かも知れませんが、多くの方は会いたい人に会えず、行きたい所に行けず寂しかったり、悲しかったり、むしゃくしゃしたり。
先行きの不安などで、鬱っぽくなる方もいらっしゃると思います。
昨年10月の全国の自殺者数は2153人で、1カ月の死者がコロナで亡くなった方の人数より多いという現実があります。。。
今回は私が日々意識している言葉
”心身一如”(しんしんいちにょ)について解説したいと思います。
心身一如・・・心と身体は一体であるという概念です。
スポーツやヨガ、仏教など東洋医学もこの概念を重視します。
特殊な概念ではなく
「病は気から」とよく言いますし
身体を動かしていれば、前向きな気持ちになったり。
家庭や恋愛がうまくいっておらず不安があると、スポーツや仕事でのパフォーマンスが下がったり。
スポーツにおいては身体を鍛えれば心も強くなったりと皆さん実感されたことはあると思います。
東洋医学では感情の変化は内臓の働きに影響を及ぼすと考えます。
この図は五行説と言って「心と身体の相関図」です。
怒り=肝(臓)
喜び=心(臓)
思い悩む=脾(臓)
悲しみ=肺
恐れ=腎(臓)
5つの感情と内臓とが深く関わりあっています。
つまり、長年、怒りの感情ばかりを持ち続けていると、肝臓に不調があらわれやすく
逆に、内臓の働きの乱れによって精神状態も変化します。
◎妙に怒りっぽくなっている時は、肝の働き(肝臓、血液の貯蔵)が乱れているとき。
これは臨床でよくみられますが
生理前のイライラは肝臓の血液不足と関係しており
肝の働きを整えて気の巡りを良くし、血液を補うような治療をすると不思議なくらい生理前のイライラが無くなっていきます。
◎クヨクヨしやすい時は胃腸が弱っているとき。
◎悲しみすぎると肺(呼吸器系)が弱って免疫力低下する
といった感じです。
それぞれが密接に関連し影響し合います。
総体的に言えるのは
恐怖や怒り、悲しみやストレスなどがある場合は体は戦闘モードなので力が入りやすく、ちょっとした刺激でも過敏に反応します。
うつ病などの精神疾患がある方は体の緊張が強いです💦
不安定な精神状態が続くと自律神経の乱れが生じ、疲れや痛みが取れにくい。
疲れや痛みが取れないと、心が晴れない。(負のスパイラル)
心と身体の負のスパイラルを断ち切るためには
体の緊張を緩めたり、
五感を使った行動をすると変化が出やすくなります。
鍼灸治療やマッサージを受けたり。
美味しいものを食べたり、きれいな景色を見たり、すきな香りを嗅いだり、好きな音楽を聴いたり、歌ったりですね。
◎まとめ
今回は私が常に意識している”心身一如”について解説してみました。
心の状態は必ず身体に現れます‼️
心療内科や精神科、婦人科などにかかる前に、もしくは併用して東洋医学を試して欲しいです。
体調以外のお悩み(家庭、恋愛、仕事など)もどんどん話して下さい。
広々空間の個室ですので、周りをあまり気にせず話せますよ。
アドバイスはあまりできないかも知れませんが、人に話すだけでもスッキリします。
そのお話を聞いて、不調の原因を探り治療方針も立てられます。
鍼灸、指圧、アロママッサージは不要不急⁉️
人それぞれの考え方がありますが、
心も身体も健やかに保ってコロナ禍を生き延びる‼️ってとても大切なことですよね。
需要がますます高まることを願いつつ
私自身、心穏やかに、よく歩き、よく働き、身も心も整え
お客様をお迎えできるようにしております‼️
少し、熱くなってしまいましたが
最後までお読み頂きありがとうございました😌☘️